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2005/08/31 02:44:47 今日の一言: (( 今日は ))
[第 02194 回]
2005/08/30 03:28:38 今日の一言: (( かっこいい… ))
[第 02193 回]
2005/08/29 03:42:47 今日の一言: (( VCR ))
[第 02192 回]
2005/08/28 05:58:53 今日の一言: (( 晴天 ))
[第 02191 回]
2005/08/26 08:00:01 今日の一言: (( 颱風 ))
[第 02190 回]
昨日は昼に客先に向かう時、ビル風も手伝って前が見えないくらいの
雨風があり得ないくらいに吹き荒んでいてビルを出るのが躊躇われた。
それでも夕方過ぎに帰社する頃には、怪しい程に風は静まりすっかり
雨も止んでしまっていた。
ただ、今回の台風が速度も遅く関東直撃ということで少しでも早めに
帰ろうと、日が変わる直前に何とか会社を出た。雨風は昼の時よりも
激しくて、傘は役に立たなかった。というより、役に立たなくなった。
半分壊れた傘で何とか凌ぎつつ駅まで辿り着くと、不気味なほど人が
なくガランとしていた。でも折角早く出たのに10分以上も電車が来な
くて、結局終電の20分前の電車まで待つことになった。上半身の傘で
何とか雨風を防げた場所以外、腕も足もずぶ濡れになって帰宅した。
1時前に帰宅できたのだけど、昨日は疲れのせいか具合が悪くて風呂
にも入らず、殆ど記憶がないまま寝てしまっていた。多分少し横にな
ろうと思っていただろうに、気付くと朝7時過ぎで電気も点けっ放し。
6時間も寝てしまったというのにひどく眠くて、だるい。頭痛のよう
な気分の悪さは消えた気がするけど。
朝、台風は茨城上空を通過中と言うことで、都内はすっかり雨も止み、
若干吹く風が涼しくて気持ち良いくらいになっていた。空はまだ暗い
けど昼にもなれば晴れるだろう。
今日は、週末、土日は出社しなくて良いくらいにしたい…。
時間がないので、ニュースコメントはまた今度。
・
台風11号、夜遅く東海・関東地方に上陸の見込み・
台風11号、石廊崎付近に 箱根付近で記録的短時間大雨・
台風11号、千葉県付近に 昼前には太平洋へ・
「台風来るのにカネがない」 72歳、強盗未遂の疑い 何と……幾らなんでもこれは…可哀想に……
2005/08/25 03:30:13 今日の一言: (( 1日24時間 ))
[第 02189 回]
2005/08/24 08:07:20 今日の一言: (( 雷ビカビカ ))
[第 02188 回]
2005/08/23 05:33:45 今日の一言: (( 朝から ))
[第 02187 回]
2005/08/22 03:15:21 今日の一言: (( 鎮痛剤 ))
[第 02186 回]
鎮痛剤って、色んな組成の種類があるけど…
一体全体何が違うとどう効果が違うのかとか
成分表見比べてもさっぱり分からない。
効能はどれを見ても全部一緒だし。
明らかに違うと分かるのは値段だけだしなぁ。
と言う訳で、取り敢えず適当に買ってきた。
昨晩遅くに飲んだ期限切れの鎮痛薬が効いて
今朝8時過ぎに起きる頃には、痛む歯に触れ
なければ特に気にならなくなっていた。それ
から暫く起きていたけど、少し疲れが残って
いたのとだいぶ睡眠不足だったので昼前位に
もう一度軽く寝ることにした。そして気付い
たら暑い盛りの時間。だいぶ慌てた。
今日の休日診療担当医院はだいぶ遠くて、電車
だと1時間近くは掛かってしまう可能性がある。
電話をしてみると、ぎりぎり間に合わない時間
だった…。でも、親切にも電話で色々話を聞い
てくれた。一銭にもならないのに…感謝します。
でも結局は、複雑な症状なので鎮痛剤で抑えて
おいて明日以降、もう一度かかりつけの医者に
行った方が良いという結論。もし今日診て貰え
たとしても鎮痛処置しか出来ないというようだ。
昼間は暑かったけど、夜は適度に過ごしやすく
なった。夕方過ぎ、鎮痛剤を買いに行くついで
にちょっとした買い物をしに出掛けた。
というか、DVD+R DL (Double Layer) って、何で
あんなに高いのか。折角対応ドライブあるけど、
買う気になれない…。あと、x8 媒体を x4 ドラ
イブで使えるのかとかも気になるというか…。
今日は敢えて鎮痛剤は飲まず、マウスピースだけ
をして寝ようと思う。明日は会議や全員に対する
方針説明したりとあるから医者に行けるかは非常
に難しそうなのだけど…行けたら、その時に痛み
がある状態で行きたいと思うので…。薬が効いて
いるとまた…。というか、虫歯でもないのに結局
神経抜かないといけなくなるのだろうか…。
最悪な週末だった。
まあ、この6〜7年、ずっと最悪続きだけど。
毎年毎年どうしてこうも全てが悪化していくのか。
というか、機動戦士ガンダムって本当に優れた
戦争映画だと思う。初代以降はどうだか知らんが。
トピックス・
中越地方で地震 長岡で震度5強、小千谷で5弱・
中越地方で地震 長岡で震度5強、柏崎で2人けが・
岩手・室根村で震度3 県沿岸南部が震源・
観測網整い「大地震」増加 震度計、10年で10倍超す 地震が多発している…のは、収集された情報の
母数が増えているからそう見えるだけ…。
本当にそうなのだろうか。増加しているという
話はないと言うが…
・
四国の早明浦ダム周辺に雨 取水制限も一時的に解除 良かった。でもまだ安心できないようだ。
これからは台風シーズン。別の意味でもまだ
安心できないな…
ニュース・
ローマ法王、ユダヤ教礼拝所を訪問 ドイツ・ケルン 過去の過ちは自ら認めること。それが重要だ
・
新党日本旗揚げ 自民関係者「応援難しい」 選挙の為の暫定政党がまたひとつ。
小さな掘っ建て小屋の劇場がまたひとつ生まれた
・
社員食堂の廃油、トラック燃料に 松下電器 へぇ…。これは素晴らしい
2005/08/21 03:17:20 今日の一言: (( 痛い痛い痛い ))
[第 02185 回]
2005/08/19 04:12:35 今日の一言: (( 蒸す… ))
[第 02184 回]
2005/08/18 04:54:03 今日の一言: (( 眠すぎて ))
[第 02183 回]
2005/08/17 03:34:40 今日の一言: (( 揺れた ))
[第 02182 回]
2005/08/16 03:54:41 今日の一言: (( 今日は月曜日? ))
[第 02181 回]
2005/08/15 04:40:08 今日の一言: (( サマソニ不参戦 ))
[第 02180 回]
2005/08/14 01:30:34 今日の一言: (( 悪夢 ))
[第 02179 回]
2005/08/12 04:30:14 今日の一言: (( つばめ ))
[第 02178 回]
2005/08/11 03:52:45 今日の一言: (( 白髪 ))
[第 02177 回]
2005/08/10 03:40:22 今日の一言: (( 年齢不詳 ))
[第 02176 回]
2005/08/09 04:01:45 今日の一言: (( 眠い… ))
[第 02175 回]
2005/08/08 03:36:15 今日の一言: (( 蝉時雨 ))
[第 02174 回]
蝉の鳴き声がシャワシャワと唸り、気温と共に夏を実感させる。
最近では夜中や明け方ですら昼間かと思う程にむっとする気温
の中、本当に昼間と勘違いしているのではないかと思える程、
蝉達のシャワシャワという蝉時雨が辺りの空気を埋め尽くす。
如何にも夏を思わせるこの蝉時雨、当然と言えば当然だけど、
北欧にはこの日本の夏の風物詩はないらしい。おしんだったか、
日本のドラマが放映された際、夏を感じさせるために背景に
流されていた蝉時雨の効果音はカットされたそうだ。蝉時雨
なんて知らない人達には、当然というか、ただの意味不明な
雑音に聞こえるからなのだという。それはそれで、何だか寂
しいことではあるのだけれど。
それでも日本ではやっぱりこの蝉時雨は、ただでさえ暑い夏
を更に暑く思わせる。暑い日は朝から晩まで延々鳴き声が止
まないし、そんな朝はこれからの1日の暑さを覚悟して出掛
けることになる。多分、あの日の朝もそんなだったのだろう
と思う。
暑い朝、会社員は働きに出掛け、子供達は重労働の待つ学校
に向かい、家庭に残る者は家族を送り出してからいつもと変
わらない日常への準備をしていた筈だ。多くの人達が職場や
学校に向かう列車に乗り、家の者は家の仕事を始めた頃、
いつものように警報が鳴り敵機も通り過ぎ、誰もが日常に
戻ろうとしていたその時、それまでの風景は一変し、一瞬に
して想像を遙かに超えた地獄絵図が広がった。それは恐らく、
幾ら話を聞いたり多くの絵や写真を見たところで到底想像も
付かない光景だっただろう。ましてやその時の熱さ苦しさ等
は想像出来たものではないと思う。そんな中で「
生ましめん
かな」のような状況があったのは人間の強さと奇跡とが同時
に現れたもののように思われてならない。
毎年この日の朝、暑さと蝉時雨とが、その直後のことと、
それ以降数十年のことを考えさせられる。自分が知っている
のはその後にまとめられた言葉や絵の物語でしかないのだ
けれど。
一昨日は早く帰れると思ったけどやっぱり終電。
毎日終電かタクシー。昔より体力はないし…。
周りからこのままだと倒れると言われるけど解決策を幾ら上に
言っても、結局人がいない。人数があっても多少なりとも能力
のある人が。
色々な人と話をすることが多い昨今だけど、そこそこの技術者
達や、ある程度の専門家と人達と話していると、かなり広い
分野において自分はそこそこ対等に話せるか、若しくはそれ
以上に話が出来る、出来ることが多い。実際のところ、多くの
人達の中で、自分は結構幅広く深く物事を知っていて経験も
あるのだと思う。
だけど、それがどうしたと言うのか。全ては虚しい。
土曜日は、前の晩遅くに例のクスリを飲んだ上に5時前まで
テレビで戦争経験者の話を聞いたりしていたせいか、あろう
ことか…寝過ごした。頑張って起きたのが、何と9時近く…。
8時に目覚ましかけたのに…。呆然と時計を見ながら、一人
暫し黙祷して、そしてまた眠ってしまった。その後何度か目
覚めたと思うのだけど、眠いというよりは身体がだるくて、
結局最後に起きたのは16時過ぎ。だるいし時間もぎりぎりで、
内科は諦めて皮膚科にだけ行くことにした。相変わらず、
だいぶ待たされたので、その間色々な店をぶらぶらしてみる。
やっぱり家電の買い換え時期だなぁと思いながらもあんまり
気が乗らない。診察を終えて薬局を出ると、外はもう暗い。
でも日中の信じられない程のうだる暑さからは打って変わって
風が涼しくなっていた。勿論気温は高いのだけど、あれだけ
風があると随分違う。熱帯夜続きだったので、少しほっと
する。帰宅すると、パイナップルを届けに来た親が料理を
していた。足腰良くないのだから来なくて良いと言ったの
だけど…。先日の発表会の時の写真を印刷して渡したり、
少し話を聞いたりして、21時頃にバス停まで見送った。
そして、1時間ほどぐったり横になってしまった。
その後食事をして、まだ0時前だったか、寝てしまった。
途中、大きな地震があったけれど、特に気にせず寝ていて
暫く後にテレビを付けたら速報がやってた。でもその辺り
の記憶は果てしなく怪しい。
寝ても寝ても眠い。
日曜日は、朝5時過ぎに目覚めたりもしたけど、結局10時
頃に目覚め、更に起きたのは12時頃だった。連日例のクスリ
飲んだからかもしれないけど、その後もぐったりしていたし。
とにかく天気が良かったので布団や洗濯物を干したり。その
間に少しやることやってから、用事に出掛けた。
今日は確かに暑いのだけど風はあるし、気温も少し低いのか
かなり照りつけているのに、心地よさを感じる余裕がある。
折角なので散歩がてら出てみることにした。
ついでに以前から気になっていたリラクゼーションの店に。
試しに15分だけやってみたのだけど…予想よりいい感じ。
今日はある程度疲れがとれていたけど、もっと疲れてる時
に行ったらとても良さそうだ…。ちょっと気に入った。
笹塚の relax ってフランチャイズ店なんだけど。
帰ってから少しやることやったりしてたら、まただるく
なってきて横になってしまった。一体1日に何時間寝てる
のだろう…。果てしなく嫌な気分。寝ても寝ても疲れは
取れないし、例のクスリの効果も怪しいもんだし…。
夜、NHK で原爆の特集番組を見ていると、地震があった。
今度の地震は茨城が震源のようで、東北を中心に揺れた
ようだが、東京にも響いてきた。東京の周りが揺れていく。
立ち読みなどで、当時の戦争を正当化したり擁護する意見を
幾つか読んでみた。東条英機の生の声というのも読んでみた。
少し彼らの信念というか、そういうものを理解しかけた気が
する。でもやっぱり間違っていると思う。如何にそれが自衛
の為と言い張ったとしても、それで数十万人が失業したり困
窮したとしても、それでも他国に駐留する為に侵略したり、
罪なき人々を殺すのは。それは、相手に非があったとしても
同じことだと思う。全てはお互い様だ。戦後処理の問題も、
何もかもお互い様。相手がどうだからという問題ではない。
人間性を問われるべきなのだ、と思う。
まだこの前買った本も読めてないのに、また別の本を1冊
買ってしまった。フィリップ・ディックの「地図にない町」。
いつかまとめて本ばかり読める時間が欲しい。
8月6日・
平和宣言 (2005年)・
被爆60年、「原爆の日」 広島で平和記念式・
首相、「要望聞く会」4年連続欠席 被爆者から失望も・
60年、原点を語ろう 広島「原爆の日」・
49の言語で「平和」刻む 被爆60年の広島に平和の門・
平和願うともしび、原爆死没者悼み灯籠流し 広島・
「平和だからこそ野球できる」 広島の代表校選手黙祷・
「原爆の日」前に、旧産業奨励館が川面に CGで再現・
原水禁2大会、広島では閉幕 7日から長崎で・
広島と長崎の原爆投下、57%が支持 米国内世論調査 市民レベルでは着実に進んでいる。でもそれが全国レベルでは確実になくなっていっている。国は全てを無視することにしたようだ。
世界レベルでは尚のこと…。何ということだろうか。そんな中にあって、市長の発言と行動だけは力強い。いつしかこうした努力が
世界に通じていくように祈る。首相が市民の声を聞かずに福山の美術館を視察なんてするような国は、もう無視するべきだ。この国
は外からの圧力がないと動けない人間ばかりが動かしている。何という情けないことか。
毎年この時期になると、戦争や原爆の特集番組がやっているけど…。見る度に、ひどく嫌な気分になる…。誰かが悪いというのでは
ない。戦争が悪い。とにかく戦争が悪い。戦争が悪いのだ。目を背ける訳にはいかない。何とかしなくてはいけないのだ…。
恐ろしいことはゆっくり誰にも気付かれずにやってくる。一体、今どれだけ浸食されているのだろう…。恐ろしい。
ひどく、息苦しい
ニュース・
横浜・神奈川区で震度4 関東地方に地震・
茨城県沖を震源に地震 福島、千葉などで震度3 最近、本当に、よく揺れる…。こんなに立て続けに来たのは珍しい
・
西日本各地で落雷、大阪は8万9千世帯停電・
激しい雷雨のおそれ、東日本の内陸部中心に・
広い範囲で雷雲が発達 各地に激しい雨の恐れ というから昼間から一応折り畳み持って出たり布団も取り込んだりしておいたのに…結局ずっと良い天気
・
二つのテロ、背後の解明難航 ロンドン、テロから1カ月 臭い物に蓋をし続けると、その蓋の隙間から徐々に…。既にどの国でも危うい
・
6者協議休会は「惨憺たる結果」 家族会がコメント 家族会の考え方は危険だと思う。気持ちが分からない訳じゃないけど、かなり危険に偏っていると思う
・
郵政法案、「否決は小泉改革否定」 首相・
「郵政」成立、厳しい情勢 総選挙の準備加速・
郵政、週末の攻防 テレビ出演の反対派、水面下の執行部 政治ゲームはこのまま解散総選挙に向かうのか。そして、その選挙はまた国民不在となるのだろうか。何もかもが虚しい
・
サマータイム法案、「三度目の正直」ならず 提出見送り これもまた…いい加減にして欲しい。これを最後にして欲しい
・
沖縄戦・集団自決記述で大江氏らを提訴 元軍人と遺族 ううむ…どちらが真実なのだろうか
・
「ほかに2人殺した」容疑者供述 自殺サイト殺人・
自殺サイト殺人、中3?遺体を発見 容疑者供述の山中・
自殺サイト殺人、3人目の遺体を発見 男子大学生か 前科持ちだっただけではなくこれ程の余罪があったとは…。自分の欲望だけでここまで出来るものなのか、人間は…
・
小1女児連れ回した中3容疑者を逮捕 福岡 遂にこんな小さい子供までが
・
楽天市場の顧客情報流出、3万6千件超に・
楽天の個人情報漏洩、3万6239件に むぅ
・
カネボウ粉飾決算、各部門が手口競う 情報を収集、研究 ひどすぎて開いた口が塞がらないとはこのことだな…
・
右クリックとHTMLソース閲覧の禁止を提供するソフトが登場 何とも馬鹿馬鹿しい…。色々見てみたけど、何というか上客詐欺みたいな文句もあって、胡散臭さ倍増。
というか…テキストブラウザとかには当然対応しないんだろうし、殆どの携帯でも見られないだろうし。ま、いいけどね。
FAQ に「個人的に」なんて言葉が出る辺りも、やっぱり技術系素人がやってるんだなぁ…という臭いがしまくってるし。
しかし…良くもまあ、ここまでやったなぁ…。それに…誰が使うんだろうね。JavaScript 必須ってだけで萎え萎えな気分。
というか、これ、解読なんてしなくても、ちょこっとやればあっさり解除出来そうな気がする…。ざっと見ただけだけど
・
日本、1―0で韓国下し2位 サッカー東アジア選手権 本当にぎりぎりのぎりぎりだったとは言え、あのシュートは値千金ものだったし、きれいにいってスカっとした。
でも…このままだとこの先辛そうだな…;
2005/08/06 03:20:44 今日の一言: (( 夕闇のインパール ))
[第 02173 回]
2005/08/05 03:07:46 今日の一言: (( ファンタジーエンを襲う虚無 ))
[第 02172 回]
2005/08/04 03:06:02 今日の一言: (( 分身の術 ))
[第 02171 回]
2005/08/02 03:24:18 今日の一言: (( apathy ))
[第 02170 回]
2005/08/01 03:56:13 今日の一言: (( naive ))
[第 02169 回]
I'm too busy actin' like I'm not naive...
(世間知らずのお坊ちゃんと嘲笑われないように必死なのさ…)
from "Very Ape" by NIRVANA
蒸し暑い
金曜日はタクシーで3時前に帰宅。夜中とは思えない程、外は蒸し暑い。
3時頃に夕食。最早、朝食だ。
それにしても暑い。初めて全館冷房なんてしてみる。
これまで暑さ寒さには強かったのに、これだけ体が弱ってるともうダメだ。
早く帰りたかったのに結局夜遅くの会議その他で夜中になった。
流石に土曜日の会議は勘弁して貰ったけど。
金曜日は結局寝たの5時くらいだったか、あんまり覚えていない。
土曜日は殆ど1日、寝潰した。
何度か目覚めて、無理矢理起きたのは16時近く。
前の晩に飲んだクスリのせいかもしれないけど、異常な眠たさだった。
夕方、幡ヶ谷と笹塚に医者参り。
仕事をもっと休めと言われたけれど…。
幡ヶ谷駅前商店街、笹塚駅前、どちらもお祭りで賑わっていた。
夕方、ちょっと小雨がぱらついて大丈夫かと思ったけど、子供達は全く気にしてない風だった。
結局雨が本降りになることもなくて、良かった。
笹塚駅前の盛り上がりは毎年ながらステージやら子供綱引きやらイベント的で派手。
幡ヶ谷駅前商店街のも毎年ながら商店街と地元住民が素朴なお祭りで盛り上がってる。
今時の東京でこんな街って少ないんじゃないのかなぁ。そうでもないか。
勿論、地方みたいに祭りが最優先みたいなこともなく平和だけど。
書店で少し、「新しい日本の歴史」最新版とか反自虐主義 (?) 系の本を眺めてみた。
いつも思うのは、こういうのは堂々と互いの論証を以て意見をぶつけ合うのがいいということ。
何というか、非生産的で、感情的なしこりを大きくするだけだと思う。お互いに。
帰宅したら、23時まで3時間近くもまた寝てしまった。
もう眠くて眠くて仕方がない。
日曜日は、何とか無理に9時頃起きて、洗濯したり布団を干したり。
明け方少し涼しく感じたけど、すぐまた暑くなった。
ただ午前中早い時間には結構日も射していたのに、10時頃から何だか曇りがちに。
色々干したのに。天気予報は曇りか…。でも結構良く乾いたので昼過ぎに取り込んだ。
昼からは、九段下は
靖国神社へ。
今まで避けてきたのだけど、
遊就館を一度見ようと思って。
何も見ないで批判ばかりしていても、それは一方的なものでしかないし説得力もない。
全てを見た上で物事は判断していかなければならない。
と言う訳で、九段下で U.T. サンと待ち合わせ。お付き合い、ありがとね。
なかなかこういうのに誘えそうな人がいないので…(汗(迷惑な
感想はあとで。
その後、ちょっと神保町まで歩いて、
Voici Cafe ってお店に連れてって貰ってみた。
色々丁寧で印象悪くないなぁ。落ち着いてていいし。だいぶ喋ってしまった。
ただ、そこの Web サイトに出てるマスターは今日はいなかったみたい。
長髪でおとなしめのおにーちゃんがひとりでやってた。雰囲気的には、ぽいけど。
それから本屋で「
アランジ アロンゾの絵本 - きょう、あたらしいテレビにあいました。」を探し始める…で、一件目で即ゲット。
こんなにあっさり手に入るなんて、流石は神保町 (?)
大きな都市の大きな本屋にしか置いていないとか書いてあったんだけど。
でもこれ、SANYO のページで見れるのか…知らなかった;
というか、
コレもいいな!
パセラに入って軽く歌って軽く喋って軽く食べて、おしまい。
久し振りなのでちょっと歩いてから帰宅。
やっぱり外に出たりゆっくり喋ったりすると少し落ち着く。
どうでもいいこととか馬鹿なことを喋ってるのがいいね。
それにしても暑かった。汗に濡れた下着と服はすぐに洗濯;
そしてサッカーの東アジア選手権の北朝鮮戦は…。
北朝鮮チームのの気迫と守りが冴え、日本は得意のパターンですらものに出来ず…。
何度も得点のチャンスを逃した日本は最後の最後まで…痛すぎる。
次は中国戦。
というか、EXPO 土産な
モリゾー&キッコロのタオルハンカチ、ありがと!!
それにしてもいきなりスパムの量が半端じゃない。syn-flood アタックも頻繁に来る。
一体どうなってんだ…。インターネットも、もう昔みたいな世界じゃなくなった。
本当に嫌になるな。
というか、F1 ハンガリー GP。
昨日の予選で今季初ポールのシュー!
ということで、もう今日は久々にもの凄くわくわくしながら本戦 TV 観戦。
しかし総合優勝候補筆頭のアロンソが冴えない中、余裕の走りでミカが
トップを奪い最後まで。次いで、シューが2位。それでも嬉しいよ!
そしてトヨタ初の表彰台となるラルフが3位。
ミハエルシューマッハが速くなって戻ってきた。次こそは完全復活を!
次回は初開催のトルコ。皆が不慣れなコースでこそその真価を!!
・
F1ハンガリーGP決勝結果とにかく、アロンソの独走を止めるミカの完全復活。
そしてシューもそれを追う。
夏になって、俄然面白くなってきた。
なんか色々やってたら、あっと言う間にこんな時間。
明日からまた仕事だなぁ……;
靖国&遊就館にて自分は国に奉じて死んでいった多くの人達を軽んじるつもりはないし、
彼らの魂が彼らが死ぬ前に散華した後に再会を誓った地を遺族が特別視
することを非難するなんてこともない。平和は希求するし、彼らの死の
原因が当時の日本政府にあるからと政府の人間がその責任を感じて平和
への意思を強めることそのものには何ら異論はない。
ところで自分は靖国神社はその「神社」という名前とは裏腹に「神社」
ではないと思っている。別に神社本庁に属さないからとかいう理由では
なく、そもそも神社というのが自然に属する神々をその神々の生きる地
において祀り、土地が更に豊かとなり神々の怒りによる自然災害が起き
ないようにしていこうとする、ひどく原始的な宗教の延長にあるものだ
と思っている。ただ、自分は神道を深く知る者でもないし、そんなのは
ただの思い込みかもしれないが、大きく外すとも感じていない。また、
その世界では確かに人も死ねばその魂はその地において何かしらの影響
をもった存在になると伝統的に信じられているというのは、多分確かだ
とも思う。それは昔話等の書物から感じ取れるものでもある。そういう
存在を「神」と称するのなら、そうなのかもしれない。影響の大きな神
を除けば神々はやおろずに存在するのだから、そうなんだろう。勿論、
そこには善き神もあれば悪い神もある。それは確かに日本の伝統的な神
に対する基本的な考え方かもしれない。でも…現代においてそういった
存在を「神」と「信じる」人がどれだけあるのだろう。「苦しいときの
神頼み」の「神」はその類かもしれないけれど、今の日本では仏も神も
区別のつかない曖昧な存在が神であり、祖先崇拝とも重なって、全ての
死せる魂を神と何となく思っている人が多い…だけに過ぎないような気
もする。さて、どうして靖国が神社でないと思うかと言うと、靖国の場
合、この辺りが都合良く取り入れられているような気がするからだ…。
靖国はそもそも明治時代に人の手によって、国の為に殉死した兵隊や軍
人の魂を祀る為の社として造られた。そこにあるのは、国の未来を創る
為に自らの命をなげうった英霊の御霊を「神」の仲間となったものとし
て祀り、国の為に命を惜しまない国に忠実な (自らの意志でそれを志願
する) 兵隊を育成するための存在としての姿しかない、ように思える。
# それを「道徳」と呼ぶのならそれでも良い。しかし現代においても、
# それは「真実」なのか? 自分は決してそうは思わない。自分自身、
# 「自衛」の為だとしても他人の命を奪うという行為はすべきではない
# と考えているから。敵国の兵隊ひとりを思うといい。彼は「敵」か?
# 敵国に属している国民であるというだけだ。彼に罪はない。そして、
# 彼の命を奪うという行為は、引いては彼の家族や友人を悲しませ、
# 或いはその生活を悲劇に追いやり、怒りと憎しみをもたらすだけの
# 結果しか生まない。ひとり殺せばそれだけの、百人殺せば百倍以上の
# 怒りと悲しみと憎しみとが交錯し合う。互いの国同士でそれをやれば
# その負の感情はどこまでも交わり続ける。いずれそれは全世界を覆う。
# それは「理想」に過ぎないと「現実派」は言うだろうけれど、平和と
# いう幻想はそれそのものが「理想」だけど、それを否定する人はない
# と思う。現実に妥協した平和は真の平和ではない。微妙な均衡の上に
# 成り立つ平和は脆くて、感情のしこりはいつまでも残る。今の日本は
# まさにそんな状態ではないのか…と思う。だから、当時の「常識」や
# 「道徳」を今も真実と言わんばかりの広告はおかしいと思う
最初から、靖国は、戦争ありきの社だった。
靖国神社の歴史は、
靖国神社自らの説明に詳しい。
そもそもは天皇方に立って戦い命を落とした戦人の魂を公に慰霊すると
いう行為を続ける為に誕生した、招魂社が元にあった。公に…というの
がもう既に (今の時代の考えからすれば、国民を自らの意志で天皇家の
為に喜んで命を差し出すという思想を植え付けるという意味で) 危険な
訳だけれど、招魂社としての存在そのものは否定しない。それを神社と
名を変えて、国民の心を「いざ鎌倉」という侍魂に導く為の道具とした
ことがまずおかしい。勿論「おかしい」というのは今の時代の目で見て
いるからで、国の為に命を顧みないという「美しい」行為は、それまで
の日本の歴史の中である意味肯定され続けてきたのだろうと思う。でも
靖国神社は、今以てその名を「神社」としたまま、当時の考え方を抱え
続けている。戦争で死んだ人々を広く神として祀る為の神社…。そんな
神社、これまでにあったのだろうか。ないとは言わないけど、軍神とか
そういう言葉が醸し出すそれは神社の持つ意義や空気にどれほどそぐわ
ないことか。
祖先を祀るという古来からの日本人の感覚は、恐らく自然のものと思う。
でもそれが国家レベルに広がったらどうか。理解できない。それにそれ
がどこまでも広がるものなのだとしたら、どうして国という単位が限界
なのかも分からない。そこに「国家」が出て来ることが理解できない。
そこに「国家」が出て来るのは、国同士の戦争が前提にあるからだろう。
国内の戦争では天皇家についた者の魂を慰霊し、国家間戦争においては
皇国としての日本の軍人として死んだ者の魂を広く慰霊する。なんと
うまく作られたシステムだろう。
遊就館では神社の由来の前に、最初から戦争戦争戦争と、何にも増して
戦争という文字が踊っていた。
靖国神社がどれほど一般市民に馴染みのある存在となろうと、その本質
が国民を戦地に追いやり、彼らを死ぬまで追い詰め、更にその彼らの手
によって多くの人々を殺す為のシステムであることは、今も変わらない。
最悪の場合、それがまた同じ使命を帯びる可能性すらある現実。とても
それが平和の為の施設とは思えない。
遊就館には、通常の神社とは思えない展示物が多くあった。
その生い立ちを考えれば当然なのだけど、戦争に関する展示が圧倒的で
地域や神々にまつわる歴史等は殆どない。歴史と呼べるのは天皇の系譜
に関する一部のみで、あとはひたすら戦争の歴史。特に日露戦争辺りか
ら先の大戦の終わりに至るまで、下手な史料館より充実している。確か
に、「ニイタカヤマノボレ」「トラトラトラ」の両資料が目の前にある
のには感動というか…ただならぬ大きなものを感じて暫く動けなかった
程だけど、神社に来ているということを完全に忘れられる。また、当時
の内閣全員の署名付きの紙切れも飾ってあった。太平洋戦争開戦を決定
した紙切れだ。赤紙も紙切れひとつで人の命ひとつ奪っていったけど、
あの紙切れは国内外あわせて一体何十万という命を奪ったことか…。
また、展示で一貫するのは、日本軍がこれまで如何に勇敢に戦い華々しい
戦果を上げつつもその裏で多くの軍人が祖国や天皇を思い死んでいった
かという軍や国全体としての「戦果」と悲劇性のある一個人の「美談」
でまとめていることだと感じた。勿論、その個々人の悲劇は戦争の一面
として絶対的に存在するものであり、戦争をしてはいけないという理由
のひとつだ。でもそれは敵国にだって同じに当てはまるのだし、場合に
よっては敵国民の死の方が理不尽で悲劇性が強いことだってあるかもし
れない。でも、展示品ではそういった側面は一切描かれていなかった。
それどころか、「木口小平は死んでもラッパをはなしませんでした」と
いうあの有名な修身の教科書には必ずあった一文が大きく掲げられ、そ
れ以外にも 203 高地攻略や如何に日本や日本軍人が勇敢に戦ったか、
また如何に日本軍 (=解放軍) が現地の人々に歓迎されたかということ
ばかり展示されている。当時の行軍状況を説明するフィルムもそのまま
で、国民を鼓舞する為の道具立てが、全て当時のままに置かれている。
まるで当時にタイムスリップするかのような感覚。一方的な情報だけが
これだけ流されては洗脳されてしまうのもやむを得ないと思ってしまう。
今でも日本という国にいる以上、情報はある程度一方的なものになって
いる訳だけど、当時のように完全に外部の情報がない状況では…。この
施設にいると、正に当時のような情報制限の中に身を置くことになる。
この施設が意図的な洗脳施設だなんて短絡的なことを言うつもりは毛頭
ないけれど、実際そうやって意識が形成されていく可能性は十分にある。
そして、当時の広告がそのままだというだけではなく、今でも当時日本
が作った鉄道が利用されているか、当時の日本軍の行為を正当化する資
料もきちんと忘れず大量展示されている。それも事実の一側面だろう。
だからと言って、それが全てを許す根拠にはなり得ない。解放軍として
日本軍が現地の人々に歓迎されたり、現地の人々の協力があって短期間
に制圧が終わった…なんてこと、最近ではイラクで同じようなニュース
を聞かなかったか? 実際、それがどこまで事実なのかは分からない。
何せ、それも日本国が自ら主張している「事実」に過ぎないのだから。
そこには当時のその国の人々の生の声は、どこにもない。その事実は、
日本にとっては事実でも、現実にそう思われていなければ意味がない。
思い込みの事実を宣伝しても、それは戦争宣伝以外の何ものでもない。
遊就館には、そういった当時の見解を「そのまま」入館者に伝える為
のあらゆる道具立てが揃っている。色々な方面の意見を見聞きし、その
ひとつの意見を見聞きする為に訪れた人でなくては、これが全てだと
信じてしまうかもしれない。
最後は余りに数多い遺影のパネルだった。遺書も数多く飾られていた。
本当にまだ本当に幼い顔をした子供達が、そこにはいた。
遺書には、必ず敵を倒して魂は靖国に集うことを誓うというようなもの
が多くあった。また、親から母子に宛てた手紙もあった。どれもこれも
ひどく悲劇的で、こういう悲劇をもたらす戦争は二度と起こすまいと…
思うには十分足るものだと思う。でも、悲劇はそれだけじゃないんだ。
それに気付く為に必要な材料は、そこには何ひとつとして展示されてい
ない。
またA級戦犯合祀問題に関しては、東京裁判に対する批判やその他様々
な見方を示して現在の論調が如何におかしいかを訴える小冊子が作成さ
れている等、かなり気合いが入っている。一応少し読んでみた (今まだ
全部読み切れていない) のだけど、「だから何なの?」というのが個人
的な感想だ。東京裁判が当時の国際法から見て歪められたものだったと
いうのは確かにそうだろうし、戦勝国の人間が一切裁かれない (特に、
あの原子爆弾投下に関わった全ての人間が何もお咎めなしとはどういう
ことだ?!と思う) だとか報復裁判だとかってのも、そうなんだろう。
だから何だ? サンフランシスコ対日平和条約で言う受諾ってのが東京
裁判を認めたってことでないとか、最初から政府は戦犯者を犯罪人と
認めていないとか、だから何なんだ?と言いたい。問題の本質はそんな
形式的なものじゃない。それに、あの戦争をコントロールしていた人間
が死刑になったのを国が「公務死」と認めたなんて…どういうことさ。
名前なんてどうでもいい。ただ、そういった人間を同じに祀るってのが
他国には理解できるものでないことが自明だということ、それから日本
人にとってはそれが至極自然だという政府の見解も、古来からの日本の
伝統と靖国神社のそれとが根本的に違っているということからそもそも
根底から間違っているという2点が問題だと思う訳だ。それに、靖国に
祀られたくないという人々まで強制的に祀るというのは余りにひどい話
ではないのか。今は国との公式な関係はないという「神社」に、政府の
要人が公式に参拝を続ける。それで、政府と神社との間に公式な関係が
ないとする言い訳、一般常識として通じるだろうか。内政干渉だと怒る
向きが多い。でも、日本国民の中にもそういう政府の行為に苦しむ人も
多くあるし、当時の日本軍に苦しめられた人々は言わずもがな。それを
放っておいて自分達の一方的な意志を押し通す。それがこれからの国際
社会を生きる国家のすることだろうか。このまま孤立して、また戦前の
ように自らを追い詰めていく (あの時は追い詰められただけで、日本は
戦争にならないよう外交努力を続けたというのが事実なのかもしれない
けれど) ことにならないかと、ひどく心配だ。
まだほんの幼い顔をした遺影とその遺書を前に、語りかけた。
「なあ、アンタ。あの時は本気だったと思うけど、今はどう思っている
んだい? 今の日本を見て、どう思うかい?」
彼は国家の手によって他国の兵隊の命と引き替えに「犬死に」させられ、
その代償として祖国の英霊として祀られることになった。彼は、それを
今も尚、喜んでいるだろうか。国家の礎として命を捧げたことを誇りに
感じているだろうか。
数多くの展示品の中でも圧倒的なのは、これ程の史料が現存するのかと
思わず見とれんばかりの貴重な資料だけでなく、よくぞこれだけ集めた
と思う多種多様で尚数多い遺品の数々。そして「本物」の爆撃機や特殊
潜行艇等、多くの武器の展示。これには圧倒させられる。そして、その
戦後ジャングルから引き上げられ改修されたという本物の爆撃機だ…。
恐らく小さいサイズなのだろうと思う。それでも下から見上げるそれは
とても大きく、勇壮で、その操縦席に座りプロペラが回転するにつれて
機体全体の振動が伝わってくる様を思い描くと、当時の少年達が無闇に
憧れたのも分かる気がする。その憧れは、自分が子供の頃に乗り物の操
縦者になりたい子が多かったなんて比じゃない位だとすら思う。あれが
実際に動いて飛ぶところを間近に見たりしたらもの凄く興奮すると思う
し、将来は必ず…と憧れるんだろうなと思う。でもそれは、ただの飛行
機じゃない。爆撃機や戦闘機という、戦争の、人殺しの為の道具なんだ。
それが全ての悲劇だったのかもしれない。少年の純粋な憧れをすら結果
としては利用した。或いは意図的だったのもあるかもしれない。敢えて
少年達を呼んだりしてやっていたら、完全に意図的なのだろうし……。
そういう純粋な心も利用し尽くす戦争は本当に憎い。そういう純粋な心
を、人殺しという別世界の心境に変えていくのだから。
それにしても、そこに模型の展示があった大きめの爆撃機を指さして、
それに乗っていたというお爺さんがいたけど…。そういう人にとっては
懐かしさを覚える為の場所にもなってしまうのかもしれない…。それが
人殺しの道具でさえなければ、良い話でしかないのだけれど……。或い
は、我が子がまだ年端もいかないまま「靖国にいます」と散っていった
両親等が訪れるのは仕方ないとも思える…。それが戦争という人殺しに
行ったのでなければ、本当に美談で終わった話かもしれないのだけど…。
戦争は何もかもを奪い尽くし悲劇だけを残す。
だからこそ、戦争は憎いし、それを起こして軍隊を組織し操った一部の
人間は絶対に許せない。ただ、銃後を守った国民や前線に出ていった兵
隊は…心情的には可哀想なのだけど、結局は他国の人間の命を奪うとい
う活動に従事した訳で、国家全体としての罪がある。それは敵国にして
も同じことが言える。日本だけが悪い訳ではない。それは事実だけど、
日本も十分悪い。相手が自分達は悪くないと言っているのだから、自分
達も悪いなんて言っていたらダメだ…みたいな、子供じみた話になって
いるような気がする。少なくとも、あの施設を巡って、一層その思いが
強くなった。
今回は一通りを巡っただけだったけど、今度ゆっくり見てみようかとも
思った。その前に勉強すべきことは多くあるとも思うけれども。
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