母方の祖母が亡くなった。伯父に引き取られた先での大怪我で厳しい状態ながら、何とか良くなってきていたのだが…。突然すぎる。
そもそも、仕事中に身内から掛かってくる電話ほど嫌なものはない。昔、父が倒れたときもそうだった。
今回の電話は…実は余り嫌な予感はせずいつもの何かトラブルかと思って聞いていたので、訃報を知らされたときには少し足下が揺らいだ。
この感じは、高校受験直前だった頃の父方祖父の時とも違うし、11年前の正月過ぎてすぐだった実父の時とも違う、また殆ど丁度7年前3月末だった母方祖父の時とも違う…。
中学生の頃は実感があまりなかった気がするし、父の時はその時は多忙もあって実感が湧かなかった。今になってふとあれが事実だったという思いに至るのだが。母方祖父の時は信じられない思いだったが、それまでの時と同様に受け入れられてしまっている。
3人とも、無論特に実父のことは、時にとても寂しく思うし、悲しいとも感じる。もっともっと色々してあげたかったと思うし、もっともっと色々話をしたかったと思う。直前まで色んな話をしていたのだから…。
今回は…寂しさだけではなくそれ以上に悲しさを感じていることにふと気付いた。何か違うな…と思いながらぼーっと考えていたら、それに思い至った。
小さい頃から祖母のことがとても大好きだったし、素晴らしく強く賢くそして可愛らしい祖母の優しさはその当時の思い出のそこここに眠っている…。台所での鼻歌すら忘れられないし、口癖も忘れられない。
沢山沢山色んなことをして貰ったというのに、最後まで特段何かしてあげるということが出来なかったのは、本当に辛い。子供の頃から、大きくなったらお返しに何かしてあげようと、ずっとずっと心に決めていた筈なのに。大人になるとずっとずっと更に大人の人にどうしてあげれば良いのか分からなくて、顔を見せたり好きなものをあげたりくらいしかできなかった。
父の時もそうだけど、そうやって色んなことを考えると、とても悔しい。寂しいし悲しい。
明日からの土日は、通夜と告別式のある長野に行く。
本当は土曜日深夜から日曜日に掛けて徹夜仕事が予定されていたのだけど、今日午後突然入ったこの訃報を受けて急遽調整し、色んな人に助けて貰うことになった。あとは日曜日の午後の大事な組合の総会欠席を連絡しないと。
ニュースが溜まっているのだけど、時間が遅いのと気分がイマイチなのでまた今度にする。
夜中というのに、どうしても棺に入れてあげたいものがあってずっと作っていたら3時を過ぎていた。
寝ます。お休みなさい。