8月3日から5日までの3日間、浅草に行ってきた。
実際浅草なんて割と近所のようなものだし、これまで相方さんとだけでも3〜4回は確実に行っている訳だけど、都民は東京を離れられないようだし(でもホテルを予約したのは Go To なんちゃらとか色々なことが言われる前なんだけど)、同じ都内でもあんまり知らないことの多い下町の中でもまだまだ知らないことが多そうで異国情緒のようなものを感じられる気がするのと、ホテルにかなり安く泊まれるプラン(色々やって半額! 今はあちこちのホテルが半額プランとか始めてるけど…)があったので、決めた。最近の浅草事情とかを見ても、それほど混雑がないようだし、ホテルや各種店舗もかなり気を付けているようだし、人混みがなければ安全に過ごせる(他人に感染させないというのも含めて)と判断したというのもある。
それにしてもこの3日間、それまで余りに長かった梅雨が明けた途端に突然の猛暑日が連続して、身体がついて行けなくなっていた…。いきなりすぎるよね。辛い。とはいえ、毎日きれいに晴れ渡っていて、それはもう全ての景色と青空のコントラストが最高だった!
しかも偶然、夜は満月。最初ちょっと雲に隠れていたけどもの凄く明るいスタージェンムーンとスカイツリーという共演を眺め続けることができたり、素晴らしかった。
泊まったホテルの部屋は快適で、キングサイズのベッドと広いソファ、ミニバーコーナー、大きなスカイツリーが目の前に見える高層階の窓。更にきれいな浴室からもスカイツリーが見える。暫く住み続けたいくらいに快適だった。
しかも高層階のロビーは180度大きく境目のない窓ガラスがぐるりとめぐらされ、スカイツリーと隅田川、仲見世通り、浅草寺、五重塔などが見渡せる。
それだけでなくその上にある屋上テラスに出ると、更にぐるりと全ての景色を眺められる。テラスには幾つかのテーブル席やソファなどが並び、昼間は暑いけど景色は綺麗、夕方から夜にかけては夜景が見たことないくらいに綺麗。東京とは思えない。京都とか北海道とか思い出すくらい。しかも満月とか、できすぎてる。
その屋上テラスは本来バーとセットになっているのだけど、この新型コロナのために一時閉店となっているのでお酒を買って飲んだりは出来ないのだけど、宿泊客が少ないからか、いつ行っても誰もいなくて毎回貸し切り状態だった。
2泊3日の滞在期間中、一体何回屋上テラスに足を運んだことか………。あれは本当に最高だった。
朝食は2日ともホテルのレストランで食べたのだけど、かなり豪華な上に相方さんとか食べきれないほど量も多く、朝を食べたら昼ご飯は夕方まで不要というくらいだった。しかも美味しい。景色も良い。本当に素晴らしかった。高級バターとか見たこともないようなマーマレード(オレンジペーストのようなもの)とかもあるし、エッグベネディクトやフレンチトーストもその言葉から想像したものとはグレードの違いすぎるものが出て来た。毎朝、本当にお腹一杯だった。
夕食は初日はホテルのレストランで食べたけど、少しお値段は張るけどそれでもウエイターさんとか良心的だったし、とにかくやっぱり美味しかった。素晴らしいのは新型コロナ対策の徹底具合にも現れていて、よくぞここまでという感じだった。あのホテルの対策は本当に行き届いていて、かなりの安心感があった。ただ、併設のバーはバーテンのお姉ちゃんが客から感染させられないかだけっがちょっと心配だったけど…。
●8月3日(月) 晴れ/暑い/天丼!
偶然にも部屋の準備が出来ていたのでアーリーチェックインしたホテルの部屋を満喫してから、お昼ご飯。
お昼は、コロナ以前なら行列が出来ていたという人気店の「大黒家天麩羅」で、だいぶ悩んだけどやはりここは…という訳で「海老天丼」!
海老は4本。何というか懐かしい味。甘めのたれが濃すぎもせず甘過ぎもせず辛すぎもせず、美味い。高級天麩羅屋の天丼は勿論美味いけど、こういう昭和を感じる天丼ってたまにしか出会わないからやはり嬉しい。店内の懐かしい佇まいを含めて、浅草に来た…と実感。これまではあんまり高いお店に入らなかったからかもしれないけど、今回は浅草を満喫するのがテーマだから最高だ。
しかし…ボリュームが凄くてお腹が膨れあがってしまい、腹ごなしを兼ねて雷門を抜け隅田川の方へ散歩。隅田川テラスはどうにもならなさそうなので、アサヒビール本社(?)ビル脇にある「TOKYO 隅田川ブルーイング バル style」に入店。天丼屋では如何にもな日本のビールを飲み、こちらではクラフトビールでまったり。
それにしても流石はアサヒビールのお膝元。どこに行ってもビールは大抵アサヒ。それなのにスーパードライがあまり好きではないので(猛暑だからスーパードライとかエクストラコールドとか大人気だとは思うよ!)、ここに来ても避けてしまっている…(^^;
余りに暑いので勝海舟像とかを見ただけでホテルに舞い戻り、暫く部屋で休んでから、ホテルの屋上テラスで夕方から日が落ちて夜景が綺麗になるまでまったり過ごした。偶然にも満月が美しく、眺めは本当に最高だったし、日が落ちてくると外気は本当に気持ち良かった。何より誰もいなくて全面貸し切り状態だからマスクなしで快適に過ごせたしね!
上空には時折恐らく観光用のヘリコプターが飛んでたけど、あれがもの凄いスピードで驚いた。しかし機内は本当に暑いだろうなあ………。
その後買い物がてら夜の雷門に行ったりしてから、ホテルのレストランで夕食。昼の天丼が響いて全然お腹が減らず遅い時間になってしまった…けど、良いレストランで美味しかった。浅草っぽくはなかったけどね!
夜は部屋からの夜景やバーでまったりしたり、ゆっくり入浴しながらの眺めなど楽しみつつ…少し夜更かししてしまった…。
ref)
今夜の満月は「スタージェン(チョウザメ)ムーン」 / 国際宇宙ステーションも見えるぞ!●8月4日(火) 晴れ/暑い/人力車/牛カツ
夜明け前から9時くらいまでは少し雲も掛かっていたけど、すぐに広がる晴れ間と前日にもまして高くなった気温。暑い。しかしどこまでも広がる青空は、高層ビルの少ない浅草の街では本当に美しい!
朝から食べきれないほどの美味しい朝食をゆったり食べてから、余裕を持って街中へ。相方さんは久し振りの浴衣。似合う。そして暫く歩いた後、予約をして予定通り人力車に!
なかなか歩いては行かないけど気になる少し遠くにぐるりととりまく一帯を90分間廻って貰った。結果としてはまあまあな高額だったけど、十分以上の価値を提供してくれた。風を感じて乗り心地の良い車、楽しい会話、質の良いガイド、街の人達との交流、ポイントが点在していて一気に歩いて廻るには大変で恐らく行かなかっただろう場所を効率よく巡るだけでなくそれぞれの場所で降車して体験や景色を楽しめたりしたことなどなど…全ては単純な人力車の雰囲気を楽しむだけではない貴重な体験に繋がったし、この日の殆どすべてがここに凝縮していたと思えるくらいに最高だった。ガイドブックに絶対に書かれていないことを含め、言われないと多分気付かないこととかも沢山知ることが出来たし、面白かったよ。また某有名人が普通にいて声を掛けてくれたりしたのも、人力車ならではすぎたね!!
途中、演芸ホールや浅草見番で絵になる写真を撮ってくれたり、待乳山聖天の「さくらレール」に案内してくれたり、ほんの2時間弱だけど楽しく過ごせた。
絶品だった濃いお茶のソフトクリームとかを食べたりして休憩後、境内を巡ったり商店街をあちこち歩き回って浅草メンチや大学芋(どちらも美味しかった!)を食べたりしたけど、夕方になるとだいぶ店も減り、何より暑くてぐったりしてきたので一旦ホテルに帰還。それはそうと「大丈夫だよ」ねずみの人形が気になって気になって仕方ない…もっと小さかったら買いたいのに!
また屋上テラスで景色を楽しんだ後、部屋に戻りスカイツリーを眺めながらシャワーを浴び…少しお昼寝。
夕ご飯は、「浅草牛カツ」で初めての体験。薄くレアな牛肉のカツが細かめに切られて出て来るのだけど、これを自分で好きな焼き加減に焼いて食べる。最初はどういうことなのかさっぱり分からなかったけど、これが美味い。岩塩もたれもうまいけど、なるべくレアなままで食べると肉がとろけるよう♪ 新体験だったし色々な焼き加減で食べるのも楽しく美味しかった!
その後はスターの手形とか見たりしてから部屋に戻り、入浴後に、部屋のミニバーでスカイツリーの夜景を眺めながらスパークリングワインで乾杯…。浅草の最後の夜。。。
●8月5日(水) 晴れ/暑い/浅草寺・浅草神社/猿/犬
この日は久し振りに少し曇ってるな…と思ったのも束の間、またも大量で美味しすぎる朝ご飯を食べ終わる頃にはカンカン照りが復活。
ホテルをチェックアウトしてから早速浅草文化観光センターに逃げ込む。外は暑すぎる! そして、意外とセンターからの眺めも良く展示も興味深かった。
その後、折角早い時間なのでガラガラの仲見世通りでおかきを食べたり、ちゃんと行ったことのない浅草神社に行ったり…したら人気のない境内に猿回しのお兄ちゃんが手持ちぶさたにしてる。お猿さんはすっくと立っていて格好いい。結局客は4人だったけど素晴らしい芸を見せてくれて…最高過ぎた。新型コロナの影響もあってそもそも人が少ないのだけど、あれは是非皆に見て欲しいなあ………。早く沢山の観客に囲まれて芸が見せられる時代になって欲しいよ。
神社では、前日の浅草寺での福引きに納得いかない相方さんが「福を釣り鯛 一年安泰おみくじ 鯛みくじ」で、見事大吉の鯛を釣り上げていた。笑。
その後浅草寺に参拝し、影向堂にも拝して、沢山の鯉を眺めたり、演芸の通りや江戸小路などをぐるりと廻ったり…してから、満を持して相方さんが行きたくて仕方なかった「浅草の豆柴カフェ」へ!
ここは開店30分前から1人で並んでいるおじさんがいるくらい人気(?)っぽくて、実際自分達が退店した頃には暫く順番待ちだったのだけど、時間が丁度良かったのかそのまますんなり入れた。
豆柴は…茶も黒も白もみんな可愛かった…けど、柴犬だからか皆それほど懐いてくれない。笑。ずっと戸棚を気にしている子がいたんだけど、写真を撮り続けてたらスマホにどんどん向かってきて挙げ句両足で自分の肩に体重掛けられて…倒されてしまった(^^;;;
色々あったけど結局皆可愛くて癒やされた。相方さんはお金を払って延々とお犬様を揉んだり撫でたりサービスし続けていた。笑。
遅めの昼ご飯をとろうとしたのだけど、お目当てのお店はまさかの定休日。こんなことなら頑張って前日か前々日に行っておくべきだった…。悔やんでも仕方ないので、佐藤養助で超本物の稲庭うどんを食す。ああ…やはり美味しすぎるというか、もはや芸術品だよ。来歴とか、凄すぎる。
最後は舟和の羊羹や梅林堂の人形焼きや、そして改めておかきやら買ったりして、最後に懐かしの神谷バーで懐かしの電氣ブランを飲んだ。結婚前に相方さんと行って以来…だから、本当に十数年振りか…。
荷物を受け取ってから帰宅。疲れたー。しかしお腹だけは一杯で、夕ご飯は不要なのだった。今回も沢山美味しいものを食べたなあ。笑。