みんなと遊びに行ったり、歌ったり、飲んだり食べたり、笑ったり笑わせたりしても。それは一側面。それは一時の切れ端。 好きな人達と遊んだり、携帯の番号とかメールアドレスを教えて貰って電話したりメールしたりしても。それは一側面。一時の切れ端。 好きな人達とオンラインで遊んだり、色々喋ったり、楽しく時を過ごしたりしても。それは一側面。切れ端。或いはそれ未満。 どれもこれも何かが違う。かつての、或いは客観的な、普通の人の視点から自分を見つめると、それは全部違う!と叫びたい気分。 特に最後の奴なんか、求めているものとは相反するような。それ以外のも結局は求める側面とはまるっきり反対の面ばかり。 例えば、4次元。x, y, z 軸があって、t 軸がある。x も y も z もそれぞれ + 方向に進んでいる。 でもそっちにばかり気を取られていて、肝心の t 軸方向には進んでいない。でも時の流れは t 軸方向に流れていく。 でも自分はずっと同じ時空にとどまったまま。それに気付いて、泣きそうな程に焦るのだけど、どうにもならない。 x も y も z も大事かもしれないけど、そんな一時的なことなんかより、もっと本当に求めることを追い求めた方がいいに決まっ てる。それどころか、z 軸に傾倒しすぎると t 軸方向への動きがただでさえ遅くなって、遂には完全に取り残されることになる。 そして、もう追いつけない…。そして、何もかもを逃がしてしまった。そして、何をするにも全ての気力を失ってしまった。 そんなことを考えながら…