昨日書いたお土産なんだけど…。
確か「無病息災」って書いてあったと思うんだけど、あれは普通、
というか本当は「無病息災」じゃなくて「一病息災」のような…。
見間違えただろうか…；　でも確か無病息災だったよなぁ…。
「一所懸命」がいつの間にか「一生懸命」になってしまったように、
或いはその他の例には枚挙にいとまがないけれども (情けは人の為
ならずとか、役不足とか、逆の意味が通用するようになったものに
比べればまだマシなのだけど。因みに一所懸命は、自分に与えられ
た土地を懸命になって守り続けるというのが語源…だったかな)、
いつの間にか「無病」という欲張りなフレーズが定着しちゃったの
だろうか。でもまあ、何れにしても息災であることが重要なのだから
医療の発達した現代ではこれでも良いのかしらん…。でも不老不死
じゃないんだから、やっぱり「無病」は贅沢だなぁ…。

昨晩は何故かずっと眠くなくて困った。結局１時過ぎにやって来た
軽い眠気に乗って何とか寝たのだけど、途中で一度目覚めたりもし
た。それも、起きられずに帰れなくなる…というような軽い不安が
そのまま出てくるようなひねりのない夢のせいで。
朝は (携帯の) 目覚ましを何十にもかけて (全て音色も変えて)、
何とか起きることが出来た。何度も色々な音色で目覚ましを設定
出来るのは携帯ならではと思う。いつもの音色だったら起きられ
ないところだった。実際、目が覚めるまで随分長い間、目覚ましの
音が鳴っていたようだから…。
（ついでに言うと PC は寝る前から寝ている間中、夜中に気付いて
止めるまで Chopin や Beethoven を流してくれてゆっくり眠れた
ので、ネット確認と日記メモ以外にも持ってきた甲斐があった）

チェックアウトを済ませ、ホテルと駅前のコンビニで新聞を買った。
ここ数年、旅先では必ず自分のお土産として現地の新聞を買う。
昔は当地限定雑誌 (＊＊ Walker とか) も好きだったのだけど、
どれもこれも全国均一になっていってつまらなくなってしまった。
今回買った新聞は次の通り：
・中国新聞
・山陰中央新報
・日本海新聞
・島根日日新聞
中国新聞は思った通り内容はほぼ全国版。勿論一部に現地情報も
あるけれど、殆ど都内で手に入る内容と変わりはなさそうだった。
次からちょっとずつ期待の度合いが高まるのだけど、山陰中央
新報はなかなかだった。昨日お城のそばで賑やかにやっていたの
がカラコロ秋祭りってことも分かったし。というか、カラコロの
由来は I.A.サンに聞いたのだけど…また調べてみるかな。…と
いうか、S.G.サンに聞いた方が早いのかな。ただ全体的には、
やっぱり全国区な記事が多かった。そして、密かに期待していた
日本海新聞は…。もうちょっと独自性があってもいいのに。日本
海駅伝の話題は分からないので何とも。そして、一番の期待は、
やっぱり島根日日新聞。数日前のは読んでいたのだけど、それは
まあまあだった。しかし流石は地元紙。昨日出雲大社前で駅伝の
リハーサルやインタビューの現場に出くわしたのが、今日の出雲
駅伝ということが分かった…なんて程度ではなく地元の色々な話
題が豊富。…とはいえ、もっとあっても良いと思うし、やっぱり
全国区のニュースの占める割合が (全体のページ数が都内の無料
地域コミュニティ紙と比べてすらも圧倒的に少ないせいもあって)
多めなのが残念。 と言っても２ページ程度だけど…。コラムが
一番良かったのは、これもやっぱり山陰中央新報だった。方言が
テーマになっていて、最近東京等で若い人の間に流行の方言に
ついて地方を見下しているのではないかという危惧と、方言の
言葉の由来に触れて繊細で素晴らしい先人の心が無味乾燥な
共通語によって廃れてしまうのではないかという危惧を訴え、
方言は地方の誇りとして大事にしたいというような内容だった。
地方人の魂だとまで言っていたけど、本当にそうだと思う。
方言は地域や生活に密着して生まれた言葉なのだから、地方の
独特の生活習慣や誇るべき産物を語るには最良の手段だと思う。
例えば、日本独自の言葉を、ニュアンスや語感まで含めて英語
に完全に訳すことが不可能なように、方言でないと言葉の機微
や、或いは気候等の自然の中にある生活スタイル、更に心の中
を表すことは出来ないと思う。勿論それは、英語の例をとって
見れば逆も然りなのだけど。
今回買った新聞の中ではそれほど期待していなかった山陰中央
新報がダントツで良かった。次点は島根日日新聞。こっちは、
こういう新聞を単独でとっている人も少ないと思うし、もっと
全国でない地元の話題を豊富に揃えて欲しかった…。というか
そんな希望を言える立場ではないのだけど；

6:45 に連絡バスに乗り、予定通り 7:10 頃に出雲空港着。
時間がなくて (店がやってない…) 買えなかったお土産をどう
しようかと迷ったのだけど、取り敢えず少しだけ買っていくこと
にした。突然の計画だったし、職場にも特に出掛けるとも言って
いなかったから別にどっちでも良かったんだけど…。
そして、8:00 発の羽田行きに乗り込む。

出雲空港を出る時、窓には水滴が着いていて、(前方座席だったの
でジェットエンジンの唸りは余り感じられなかったのだけど) 離
陸の為の助走速度が上がるに従って徐々にその水滴の流れる方向
が水平になっていった。昨日の良い天気は若干隠れたかのような
曇りがちの天気だったけれど、大した雨になるとは思わなかった。
ただ、実際にはどうなったのだろう。あの天気は昨日だけだった
のだろうか…。

予定通り１時間10分後 (実質フライトは１時間程度か) に羽田着。
羽田に着くと、果たして (秋雨前線の影響で着陸前の降下中に揺
れる可能性があると事前アナウンスがあった) 雨だった。それで
も最寄りの駅に着くまではずっと濡れることもないだろう。
飛行機を降りて、ロビーに出る。
突然現実に戻ったかのよう。
飛行機が搭乗便１機しかなく滑走路周辺にはごく普通に民家が並び
自然の中にちょっとした舗装された長い道路がある…程度の素朴で
原始的な空港 - しかも地上入り口から入ればすぐにチェックイン
カウンターがあるし検査所で迷う人もないだろう - に比べると不
必要な程に派手できらびやかで、出雲空港から１時間程度で未来
世界にタイムスリップしたかとすら錯覚しそうな程。エレベーター
ひとつにしても、照明ひとつにしても、どうしてあそこまで派手に
未来的にする必要があるんだろう…と思うけど、それは多分１日
だけでもそういう現実とは無縁の世界にいたせいだろう。すぐに
元の世界に慣れてしまう。無駄に贅沢で何の望みもない世界に。

10時前に品川で朝食。電車の中で起きていたお陰で、飛行機の中
での眠気も少しは覚めてきた頃で、丁度良い時間。
それでも、帰ったら買い物その他やることやったら昼寝でもした
い気分だけど…。というか、行き帰りの飛行機の中や寝る時とか、
やたらと咳が出るし、余り体調も良くないようだから…。昨日の
昼間は元気だったのだけど。元気そうって言われたしなぁ。

取り敢えず、新宿で新装開店な MyCity 6F の書店や HMV を軽く
うろついて文房具屋で封筒を買って、バスで帰宅。外に出たら、
雨は殆どやんでいた。ラッキー。…でもその後また霧雨が；
軽く買い物して帰ったのが 11:30 頃だから、驚き。流石飛行機
使うと早いなぁ…。
ふと、松江の天気はあれからどうなっただろうと思って、宿泊
したホテルの屋上ライブカメラを色々動かしてみると、はっきり
曇ってる…というか雨…。でも12時近くになって雨雲から日が
差して来始めた。少しでも天気が良くなるといいんだけど…。
出雲駅伝とかあるんだよね…。
それにしても、土曜日も月曜日も天気が悪くて日曜日だけが
あんなに天気が良かったなんて。何という偶然というか…。

午後は…雨が強くなり、夜になるまでずっと降り続けた。
眠いし寒いし、何度も目覚めては寝直して、結局６時間以上も
昼寝してしまった…。眠いと言うより疲れて寒かった。ただ、
具合が悪いのは少し良くなった気がする。
でも…半日潰したのは…もったいない…；
それでも、F1 日本 GP の録画が成功していた!!!!!!!
…ので、結果も経過も知ってるけど、見た。
やっぱり見所は、圧倒的に劣るマシンでアロンソとライコネン
を抑えるミハエル、そして最後の最後にフィジケラを抜き
去ったライコネン。もうこれに尽きるかと。
しかし、アロンソにしてもライコネンにしても、あんな後方から
のスタートで…もう実力だよなぁ。素晴らしい。
いや…久々に面白いレースだった。
そして、来季こそミハエルの復活を期待したい！

というか、今回 (なるべく金かけないようにしたけど) ７万
ちょっとかけた意味はあったのか…。２万程度の意味なら…。
次回行くとしたら、バスで行こう…。
(http://www.ichibata.co.jp/bus/highway/tokyo.html)

取り敢えず、島根で撮った写真とか適当に置いておきます
ですよ。基本的に風景ばっかりなので問題なしかと。
http://yumyum.ddo.jp/outgoing/photo/atShimane.zip


昨日書き忘れていた、出雲大社で買ったおみくじのこと。
何だか良いことしか書いてないし、どうなんだろう。
売り場でどこかのおじさんが自分が買ったおみくじの内容を読み
上げていたのだけど、それと内容一緒っぽかったしなぁ。
内容はこんな感じ：

訓	夫婦の和は人道の根源、これを守る者は必ず祖神の愛護を受く。
運勢	本年は、進退共に障害なく百事進んで吉であるが、とかく苦労は多けれども骨折りて後には福縁に結ばれる良い事のある年であるので、何事も忍耐努力をすれば禍変じて福となる。信心を怠るな。
判断	通信	吉報あり。
	土木	よい。
	結婚	仲人口を注意。
	病気	なおる。
	移転	よい。
	失物	見つかる。
	売買	利あり。
	方位	西よい。
	旅行	よい。

「吉報あり」「よい」「なおる」「よい」「見つかる」「あり」
「よい」「よい」
いいことばっかりなのは良いとしても…何だか投げやりだなぁ…。
普段から信心深くないから…どれも当たらないかな。
# 「苦しい時の神頼み」ってのも、日本ならではだよね（？


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