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2011/03/25 01:06:12 　今日の一言: (( 感情/事実を知ろう!! ))

[第 03850 回]

今日もまた朝と昼、大きく長く揺れた…。震度５弱が、茨城と岩手。どちらも内陸…。
それにしても、福島の友達が気になる。あの辺の放射能汚染度合いは東京の比じゃないし、商売も色々大変だろうなぁ…。

日記

感情

自分は基本的に何にしても理屈的で、そのせいなのかやや感情に乏しいところがあると思う。
たまに涙もろいけど、親が死んだ時にも泣けなかったし、特に緊張状態だと感情は殺される。
ただ、特にノンフィクションの読み物や事件や事故に遭った人の話を見聞きすると必要以上に感情移入してしまって辛い気分になることは多い。
今回の震災でも、地震や津波で大切な人や思い出、或いは住む家や会社、地域など何もかもを失ってしまった人達の嘆きや悲しみに、映像や記事などで間接的に触れるとき、どうしても涙してしまう。他にも…沢山、沢山…。
自分に感情が残っていると、ふと感じるのはそういう時…というのが、何故だか悲しい。

・がれき撤去、特別立法も　所有権足かせ、復旧妨げ回避へ
　(http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201103220564.html)
・がれき　いつものあの日が埋まってる　心の支え捜す人々
　(http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201103220552.html)
・がれき撤去、国がほぼ全額負担の方針
これはもう…本当に泣けてしまった。
どうしたら良いのか分からない。
時が解決してくれる…とはとても簡単に言えないほどの悲しみ。
大切な人、大切な思い出…。
自分なら耐えられない。記憶の弱い自分には、人やものの存在がどれだけ自分の精神を支えてくれているか。それらがなくなる、それどころか何もかもを失う…。想像するだけでも耐えられない。
嗚呼、どうにか悲しみを和らげてあげたい。
でも、それは暫くは無理だろう………。
せめてその悲しみを分かってあげたい。とても理解し得ないほどに大きく深い悲しみだけれども…

事実を知ろう!!

ここのところずっと書いているけれど、放射能汚染について余り知識がない一般的な人達が不安に駆られ、不安が不安を呼び、虚言が虚言を呼び、悪い噂ばかりが駆け巡っている。
悪いことばかりを想定して、何も信じられなくなっている人達が多い。
勿論、全て理解したうえで心情的にやはり耐えられないという人も多いだろうけど、まずは冷静に事実を知って欲しいと思っている。
前回の日記では時間がなく慌てて書いたのでどこまで伝わるか分からないけれど、まずは実際の数字と専門家の解説をきちんと読んで考えて欲しいと思う。
とにかく今言えるのは、少なくとも東京では、少なくとも乳幼児よりも大きな人達は全て、絶対に安全だということだ！！

まずは、これ。
最初の方はいきなり難しい…と感じるかもしれないけど、分かるところだけをかいつまんで読むだけで十分だと思う。

・24時間で20万ダウンロードされた、専門家による福島原発事故のやさしい解説
　(http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110322_434273.html)
・福島原発の放射能を理解する
　(http://ribf.riken.jp/%7Ekoji/jishin/zhen_zai.html)
注意が必要なのは、これが発表されたのが3/16で、その時点での状況をもとにしているということ。
ただ、基本的には変わっていない。

・水道水の放射能に関するＱ＆Ａ・測定結果
　(http://www.metro.tokyo.jp/SUB/EQ2011/water.htm)
・各地の放射線量と影響を自分で理解して確認するためのまとめ
　(http://littlesister.jugem.jp/)
・「退避すべきかとどまるべきか」放射線被ばくを深く心配されている方々へ（2011年3月17日午後時点の情報を踏まえて)
　(http://getnews.jp/archives/105218)
・情報は出てるけど、広報・報道すべき情報かの選別は難しい
　(http://slashdot.jp/comments.pl?sid=526636&cid=1923348)
・2011年3月21日14時- 山下俊一氏・高村昇氏「放射線と私たちの健康との関係」講演会
　(http://ameblo.jp/kaiken-matome/entry-10839525483.html)
もう少し後になっての考察や専門家の話もある。
とにかく冷静になって、こういうものを読んで考えて欲しい。

・全国の放射能濃度一覧
　(http://atmc.jp/)
・全国の水道の放射能濃度一覧
　(http://atmc.jp/water/)
・全国の雨の放射能濃度一覧
　(http://atmc.jp/ame/)
・福島原発付近の放射濃度一覧
　(http://atmc.jp/fukushima/)
・都内の水道水中の放射能調査結果
　(http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/w-past_data.html)
・The Situation in Japan (Updated 03/22/11)
　(http://blog.energy.gov/content/situation-japan/)
・単位換算表
　(http://www.au-techno.com/tan-i.htm)
こういう情報も適宜参考にしておきたい。
各地の放射濃度は単位に注意しつつ、平年からの乖離と傾向を見ていれば良い。水道水の放射能が気になるのであれば、情報はある。
これら資料は逐次更新されていくので、特に気になる場合は最初の３つあたりを日々チェックすると良い。
但し、数字の意味は理解しておかないと、無意味に騒ぐことになるので注意。
あと、米国エネルギー省発表資料 (pptx スライド) で使われている単位は往年のレム (rem) なので、適宜シーベルト (Sv) 換算して見ること。1mR/hr は 10μSv/hr で ok?

・買い占められる様子を見て不要なものまで買っていく主婦たち
　(http://www.news-postseven.com/archives/20110317_15193.html)
・届かぬ食材、閉まる店…福島・南相馬、深刻な食料不足
　(http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201103230384.html)
・屋上に黄色い粉、まさか…問い合わせ続々　正体は花粉
　(http://www.asahi.com/national/update/0324/TKY201103240244.html)
気持ちは十分に分かるけれど、くれぐれもこうならないように…。

そしてやっぱり、一方でこういうことも忘れてはいけないよね！！
・防護服の消防隊員、警報音響く中の放水活動　映像を公開
　(http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201103230439.html)
この映像には…戦慄を覚えた。
想像以上の現場の緊張感と行動！
文字通り命懸けの任務。言葉もない…。ただただ頑張って下さい…出来れば無理せずに…

・スクラム１４時４７分―緊迫の張り紙、制御室の写真公開
　(http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201103230171.html)
数日振りに明かりのともったコントロールルーム。
何と言う生々しさ…。

・被曝の作業員、水に浮いた汚染物質が足の皮膚に付着か
　(http://www.asahi.com/national/update/0324/TKY201103240374.html)
これもまた。
ベータ線熱傷だったか…。何とか軽傷のまま無事退院して欲しい。
こういう人達の命がけの努力の結果、今の原発は一進一退ながらも徐々に安定への光明を見出しているのだ…！